理論に裏付けられた新人の授業vs感覚だけのベテランの授業

おはようございます！

あきです🍂

先日書いたアクティブ・ラーニングなど、様々な実践や研究に触れて、やってみて思うこと。

それは、

どんなに勉強しても、それを正しく実践する力がなければ、

不勉強な（敢えてこういう言い方をします）話の上手いベテランの授業のほうが

生徒が評価する、ということです。

もう少し具体的にいうと、

わたしは、「考え方を身につける」とか「主体性」とか「言語活動」を重視して授業を組む。

だから、すぐに答えは言わないし、（ややこしい）理論部分まで理解するための教材を用意する。演習はなるべく自分でやってね、というスタイル。

だけど先輩は、「すぐに問題が解ける」ことだけを重視して、公式をまるママ教え、若干誤解を生みそうな語呂合わせや感覚的なイラストを使って説明する。とにかく授業中も問題を解きまくる。

生徒は、その日のうちに授業で問題ができるようになったほうが嬉しいから、先輩の授業がわかりやすいっていう。

わたしの授業は、理論ではとってもいいはずだけど、発問や板書の仕方等、未熟な部分があることも相まって、わかりづらくなってる。

でも、そもそもこれは、わたしが思う理論が間違っているのか、未熟だからだめなのか、判断することができない…。

一緒に働いている人たちも、理論について熱心に勉強しているわけじゃないから、わたしの授業を正確に批評できない。

だからと言って、目先の（？）できた感を優先して、ただ問題演習だけをする授業にしたくない。

教え込みでもいいからまずは技術を身につけて…とも思ったけど、そんなことしてたら目の前の生徒が可哀想。（どっちが可哀想かはわからないけれど。）

どうしたらいいんだろう、と毎日ぐるぐる悩んで

生徒に申し訳ない気持ちになって

先生辞めたくなって

でもやりたい気持ちも捨てられなくて

ここまできてしまいました。

どうしたらいいんだろう。

今日も悩みながら授業をします。

いってきます。

2023.6.9

あき🍂